元ホテル総支配人が伝える「結婚式・披露宴の賢い費用節約術

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よもやま話(その1)

美味しい料理を食べた話 


筆者は料理を作ることはできませんが、食べることは大好きです。しかし、自分をグルメだと思うほどには食べ歩きをしていませんし、これが絶対美味しいという料理も思い当たりません。そうかと言って「美味しい」と「不味い」の区別はちゃんと分かると思っています。つまり至って平均的な味覚を持っているということでしょう。
 
そんな筆者がいままで食べた料理で記憶に残っているものが幾つか有りますので、ご紹介したいと思います。
 
まず、福岡県柳川市にある料亭「御花」です。
こちらは旧立花藩主の別邸だったところで、今は料亭として結婚式なども行われています。
こちらでの結婚式には参列した経験がありませんが、数年前の同窓会がこちらで行われ、その時に懐石料理をいただきました。料理アイテムは「和食」ですが、はっきり申し上げて本当に美味しい料理でした。多分今まで外食した中では一番の料理と言って間違いありません。
結婚式場のガイドをネットで調べて参列者のコメントを探してみたのですが、ほぼ全員が料理に満点の評価をしていらっしゃたのを見ると、高評価は筆者だけではないようです。
江戸時代から続く歴史有る建物と素敵な日本庭園。今のウェディングハウスの豪華さは有りませんが、本当に心とお腹が落ち着く式場です。
 
次に思い出すのは福岡市にあった「広州酒家」というレストランです。
実は私の勤めていたホテルでは社員有志が「美味しいものを食べる会」を作っていて、数ヶ月毎に何か美味しいものを食べに行っていました。そして「美味しいものを食べる会」で行った店の一つが広州酒家です。
当時福岡市は中国の広州市と姉妹都市の提携をしていて、そのため「広州酒家」では実際に広州市から派遣された中国人のコックさんがまさに本場の中華料理を提供してくれていました。それまでは中華料理といえば美味しいけど脂っぽくてしつこいという印象だったのですが、これが全く違うのです。味付けは日本料理と全然違うのですが、さっぱりとして大変に美味しい。筆者の中華料理の概念はこの店のお陰で完全に変わってしまいました。
筆者を含めて皆さんが今まで食べていたのは多分「日本風中華料理」かもしれませんね。
 
次は青森県青森市です。
筆者は九州から一人旅で東北を旅行したことがあります。その時青森市内で一泊したのですが、泊まったところがビジネスホテルだったので夕食は外に食べに出かけることにしました。地元の名物料理を探したのですが結局入った店はどこにでも有るようなラーメン店。
九州では「豚骨ラーメン」が圧倒的に多いのですが、さすがに青森にはありませんので店のメニューを見て「山菜ラーメン」というのを注文しました。旅の疲れもあって「お腹を満たすだけ」と思って頼んだ山菜ラーメンを食べた時「うまい!」と瞬間的に思いました。確か醤油味だったと思いますが、慣れ親しんだ「豚骨ラーメン」と全く違う味にこれが東北の味か、と思ったのです。
実はこのお店にはもう一つエピソードがあります。筆者は夕食を食べようとしてホテルを出たのですが、なんということか、財布をホテルに置いたまま出かけてしまっていました。山菜ラーメンを食べ終わって支払いをしようとしたとき、財布を忘れていることに気が付きました。(ホント、焦りました)店主の方に「財布を忘れてきました。この先のホテルに泊まっていますので、直ぐに取ってきます」と行ったとき、店主の方は「はい、いいですよ」といって筆者を送り出して下さいました。もちろんホテルに戻ると直ぐにサイフを取って引き返し、ラーメン代金を支払ったのですが、この思い出は数十年経つ今でもはっきり覚えています。その節は本当にありがとうございました。
 
あとラーメンでは広島のラーメン店の思い出もあります。新幹線で広島駅に着いてホテルに入る前に何か食べようと思って、乗ったタクシーの運転手さんに「どこかラーメン屋さんの前で降ろして」と頼みました。するとタクシーは市内の繁華街のとあるラーメン屋さんの前で止まり、ここが美味しいですよといって降ろしてくれました。筆者はその店に入りメニューも見ないで「ラーメンお願いします」と注文しました。そして何気なく壁に掛けてある品書きに目をやると、なんと「ラーメン 800円」と書いてあります。ラーメンが800円!!高い!!注文をキャンセルしようと思いましたが、すでに麺を湯がいている最中でキャンセルなど出来るはずもありません。止む無くあきらめて出来上がったラーメンを食べることにしましたが、一口食べて「うまい!」。多分いままで食べたラーメンの中で1、2を争うくらい美味しいのです。後から思ったのですが、やはりタクシーの運転手さんは市内の色々なところで昼食や夜食を食べているので、美味しい店は良く知っているということが分かりました。
以上の2件のラーメン屋さんは九州のラーメンよりも美味しかったと九州人の筆者が認めます。(九州の豚骨ラーメン店の皆さん、ご免なさい)
 
最後にもう一つの美味しい話は中国です。
筆者は中国で2週間程滞在することが有りました。その時に2軒のホテルを利用したのですが、その内のひとつに中華料理店のテナントがありました。そしてその中華料理店は日本では絶対にありえないようなお店だったのです。
まず入り口の左右に一人ずつチャイナ服の女性が立っていて「いらっしゃいませ」(中国語ではなんと言うのかな?)と挨拶してくれます。次に店の中に入ると入り口にいた女性とは別の女性が「お席に案内」をしてくれます。席に着くとまた別の女性が来て、メニューを置いていきます。メニューを見て注文をしようとすると、またまた別の女性が来て注文を取ります。(筆者は中国語が話せないので、メニューを指さして注文)しばらくすると店の奥(厨房の方)から別の女性がワゴンを押して出てきます。ワゴンには注文の料理が載せられています。さらに厨房からワゴンを押してきた女性から別の女性に引き継がれてやっと料理が筆者のテーブルに載せられたのです。もちろん料理代金を支払う時は今までと違う女性がテーブルにやってきて精算をしてくれました。
このお店はオーナーが香港の会社ということで、料理は大変に美味しかったのですが、それよりもこれだけ多数のサービス員の丁重な接客を受けたことが何よりも印象的でした。この店には1週間毎日食べに行きました。(外に出てもどこで何を食べられるか分からなかったのと、この店では殿様のような気分で食事が出来たからです、しかも美味しいし。)

タイトルよもやま話
ちょっと一息、ブレイクタイム。