元ホテル総支配人が伝える「結婚式・披露宴の賢い費用節約術

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たろうくんとはなちゃんの結婚準備物語


第8話:「美味しい料理」は何で決まる?

 

ゲストをもてなすのに美味しい料理は欠かせません。美味しいという感覚は人それぞれですが、大多数の人が美味しい料理と感じる要素は何でしょうか。殆どの人が見落とす美味しい料理の見極め方について「美味しい料理の必須条件は温度管理にあった!」という話しです。結婚式・披露宴の費用節約には必見の解説です。


ねこ物語1
なはちゃん・たろうくん
    • おじさん、こんにちは。今日もお話聞かせてください。

GMおじさん

    • いらっしゃい、たろうくん、はなちゃん。

    • この前は料理の原価率について話したけど、今日は美味しい料理の必須条件、温度管理について話してみよう。前回の話を覚えているかい?

はなちゃん

    • 前回の話では、料理の良し悪しは原価率(原材料率)で決まるということだったわ。

GMおじさん

    • そうだね。だけど美味しい料理の必須条件は原価率だけではないんだ。

はなちゃん

    • でもいい材料を使った方が美味しくなるんでしょう。レストランの方が原価率が高いから原価率が低い宴会料理より美味しいのは当然だし、高価な原材料を使った高原価の料理のほうが美味しくなるのよね。

GMおじさん

    • それはそうだけど、高価な原材料を使うと料理の価格も上ってくるよね。殆どの人が高価な原材料を使った高価な料理ほど美味しいと思っているかもしれないけど、でも、それは間違っているんだよ。

    • 美味しいと感じるのは人それぞれだけど、少なくとも以下の要因が重なって人は料理を美味しいと思うんだよ。

    • まず、原材料の新鮮さと素材が持つ味わい。次に原材料の原価率。さらに食材・料理の温度管理。そして料理の盛り付け、つまり見た目の美しさだね。最後に調味料の使い方や焼き加減、揚げ加減などを総合した料理人の腕前。同じ材料でも料理をする人で全く違った味わいになってしまうから、料理って奥が深いよね。

    • さっき、高い料金の料理は高い材料を使っているから、原価率が低い安い料理より美味しいと言ってたけど、必ずしもそうではないんだよ。

    • ちなみに友達の披露宴に招かれて、美味しいと思ったことはあるかい?

はなちゃん

    • 過去に3回ほど友達や親戚の披露宴で食事をしたけど、不味くはないんだけど絶対これは美味しい!と思ったことはないかも・・・

たろうくん

    • 僕も披露宴の食事で美味しいと思ったことは無いな~。キャビアやフォアグラなどの海外産高級食材を使っているし、見た目もキレイに盛り付けてあるけど・・・

GMおじさん

    • 二人が食べた披露宴の料理は多分1人前で12,000円から15,000円以上すると思うけど、記憶に残ったり感動するほどの味ではなかったということだね。

    • でも二人とも、レストランで食事をすると美味しい料理に出会うことがあるだろう。

はなちゃん

    • ある、ある。山下町にある「ムッシュービストロ」のビーフシチューは最高に美味しい!それに、お父さんに連れていってもらった「寿司錦」のにぎり寿司は本当に美味しかった。

たろうくん

    • 僕も会社の近くにある「中華料理 王」の料理長おすすめコースは絶対いち推しですね。実際にいつもお客さんが多くて、予約もなかなか取れないもんね。

GMおじさん

    • 今言った洋食、和食、中華のお店は特別の名店というわけではないのに、二人の記憶にしっかり残るほど美味しかったんだね。

    • じゃ、披露宴の高価な料理は記憶に残らないのに、特別ではない一般のレストランの料理はなぜ美味しいと感じるのだろうか?

なはちゃん

    • 分からないわ。教えて、GMおじさん。

GMおじさん

    • 小さなレストランなのにお客様に美味しいと評価してもらえるのは、素材の新鮮さと料理人の腕前だと思うけど、決定的に大切なのは「出来立ての料理をすぐに提供」してくれることだと思うよ。

    • 温かい料理は温かいうちに食べる。冷たい料理は冷たいうちに食べる。当たり前のことだけど、それが料理には一番大事なことなんだ。そして、この当たり前のことを実行できるかどうかで、お店の評価は大きく変わってしまうんだ。

    • 一般的に、披露宴の料理は調理してからお客様の前に提供するまでに、どうしても時間が掛かってしまうんだ。料理を作る調理場は宴会場から離れているし、なにより50名とか80名とか、大人数の料理を作る時は皿を沢山並べてひとつづつ盛り付けていくから、ゲストのところに配膳されるときには既に温度が下がってしまっているよね。

    • それに、ゲストは一人ひとり食事をするスピードが違うから、コース料理では同じ料理を提供するタイミングを一人ずつ変えなければいけないよね。そのため、当然ながらさらに温度監理が難しくなるよね。

    • 料理の温度対策としては、宴会場を持っているホテルなどではずいぶん前から「ウォーマー」と言って、料理を保温する設備を持っているところが多いんだ。もちろん料理を冷やしておく冷蔵設備はどこでも必ずあるよね。

    • それでも、いくらウォーマーがあっても作りたての料理の風味を保つのは出来ないんだ。だから披露宴の料理には驚くような美味しい料理が少ないんだよ。

はなちゃん

    • それなら温かい料理を最高の状態でいただくのは無理ということかしら?

GMおじさん

    • 調理をする人も色々と努力はしているけど、はっきり言って、もっと完璧に保温ができる「ウォーマー」が開発されない限り、披露宴でコース料理を食べるときはあきらめた方がいいと思うよ。

たろうくん

    • 何かいい方法は無いかな。せっかくお祝いに駆けつけてくれた方々には美味しい料理を食べてほしいからね。

GMおじさん

    • 解決法はあるんだよ。

はなちゃん

    • えっ!!それ絶対教えて、おじさん!

GMおじさん

    • 解決法は料理の配膳方法と人数に合わせた料理の選び方にあるけど、これは次回に話すことにしようね。

はなちゃん・たろうくん

    • わかった。次回もお話を聞くのが楽しみだわ。それじゃおじさん、またね。

まとめ)第8話 「美味しい料理」は何で決まる?

 

  • 高価な原材料を使うと料理価格も上る。

  • 高い料理だから美味しいとは限らない。小さなレストランや名も無い食堂でも至極の料理がある。

  • 美味しい料理の要因は、原材料の新鮮さと素材が持つ味わい、原価率、温度管理、料理の見た目、料理人の味付け・火加減などの腕前。

  • 「温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく」は美味しい料理提供の基本。大人数のコース料理では難しい。

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タイトル料理編

第6話.婚礼料理アラカルト

ねこ第6話
料理と飲み物はゲストに喜んでいただく一番のおもてなしです。しかも披露宴の最重要アイテムであると同時に最大の費用でもあります。どうしたらゲストに喜ばれて、かつ節約をすることができるでしょうか? 

第7話.「美味しい料理」の基準とは?

ねこ第7話
婚礼料理は価格も高いので美味しいのが当たり前?でも高い料理だから美味しいとは限りませんよ。料理の基本「原価」の重要性と意外と知らない調理師の裏側から考える美味しい料理の見極め方とは・・・? 

第8話.「美味しい料理」は何で決まる?

ねこ第8話
ゲストをもてなすのに美味しい料理は欠かせません。美味しいという感覚は人それぞれですが、大多数の人が美味しい料理と感じる要素は何でしょうか。殆どの人が見落とす美味しい料理の見極め方についてお話します・・・ 

第9話.婚礼料理の提供スタイル

ねこ第9話
料理の提供スタイルはいくつか有りますが、費用も安くて美味しい料理が提供されるのはどれでしょう?料理提供のスタイルで決まる美味しい料理の選び方について元ホテル総支配人のGMおじさんが解説します。

第10話.料理の試食は必須です

ねこ第10話
会場決定の前には是非料理の試食を行いましょう。試食を行うことで料理のランクを知り、披露宴会場の決定の参考にすることが出来ます。この料理でゲストを迎えることができるかどうかは、あなたの判断に掛かっています。

第11話.婚礼料理のアレンジ方法

ねこ第11話
婚礼料理は原則として式場が提供する幾つかの料理コースの中から選ぶのが一般的ですが、料理内容を変更したし組み合わせを変えたりすることが出来ます。ちょっとした変更で一段上のランクに見えることも可能ですので、ゲストにあわせ、予算に合わせてアレンジしてみましょう。

第12話.飲み物選定とフリードリンク

ねこ第12話
飲み物は追加料金が発生しやすい項目ですので、事前に良く調べて準備する必要があります。一般的に良く採用されるフリードリンクも本当にお得かどうかも良く考えて、ゲストの嗜好に合わせて準備するようにしましょう。

第13話.婚礼料理のお奨めスタイル

ねこ第13話
GMおじさんがお奨め婚礼料理をたろうくんとはなこさんに披露します。さあ、ふたりに喜んでもらうことが出来るでしょうか?皆さんも参考にしていただくと嬉しいですけどね。